東日本大震災と福島原発事故について(3)

おさの日記

おさは荻大にはあまり関わらなかったと言っている。
だが、あっこちゃんの同級生で宮崎の映画のころから我々の仲間になった。
今ではmixiの日記で時々コメントを交換している。きょうの日記に彼女の思いがつづられていた。
さっそく転載の許可を頂いたので以下に掲載する。日記のタイトルは「日本の勇気」だ。

せめて子どもを守りたい

まるで特攻機を見送るようです。
原発に放水、修理に向かう作業員の方たち。
被災地に被爆避地域に向かう物資輸送トラック。
原発が動かないために停電で亡くなる方達。
地震や津波で災難に見舞われた方は勿論 その余波はとどまるところを知らない。
被災地に物資を募る倉庫が自転車で30分くらいの場所にあったのをツイッターででみつけたが、遅かった、もう出発してしまった。 次の便がいつ出るか聞いてみてあとで行ってみよう。

せめて子供を被爆から守りたい。
未成年の疎開を真剣に政府が考えてほしい。
欲しいものを我慢して募金してくれる子供たちに感動していたってだめなんだ。
国は国民は政府は約束してほしい もう絶対に原発はつくらないと。
被爆するとこんなになっちゃうんだ とチェルノブイリの資料を見せたいが、どれも目を覆おうものばかりでとても子供に見せられたもんじゃない。

何がどう大丈夫なのか?
 
核の廃止国とか綺麗事をよくも唱えたな。
そんなに安全なら皇居につくれと 建設当時に言った言わないと高校の先生から聞いたことがある。
今の事態が想定外など嘘もいい加減にして欲しい。
東京電力さんに頭を下げさせるのか?
政府は土下座しないのか?してもらっても もう遅いが・・・

大丈夫って、一体何がどう大丈夫なんだ。
大丈夫と言い続けて 日に日に状態は悪くなっているじゃないですか。
今までだって散々政府の隠し事に騙されてきた訳だが あんなに「大丈夫」といわれ続けると、優等生のお人好しの日本人はつい言われたとおりに信じて待っててしまうですよ。
まさか手遅れにならないですよね。
もうこまでという事態になって 天皇陛下や総理大臣が軍用機で逃げないですよね。
日本に生まれた以上もう心中は覚悟しないといけないのか?
海外で 日本の冷静さを褒めている様にも聞こえるが 落ち着いているほうがおかしい。

子どもたちの未来を考える

子供たちにのしかかるのは 赤字国債や高齢者社会だけじゃなく核の後始末だったのか・・・

たまたま近所のスーパーでアルバイトをしている次男が、いつものシフトを超えて日々休憩もなく手伝いに行って非常事態を目の当たりにしている。
万引きする人も文句を言い散らす人もいっぱい見たらしい。
仕事から帰った長男は仕事に行くために父親の代わりにガソリンスタンドに並び 帰宅したのはいつもの寝る時間を過ぎていた。

この子達の未来が原発現地で作業してくれている人たちの勇気に守られているのかと思うと手を合わせずに居られない。

テレビは真実を伝えているか?

多くの有名人が募金をしてくれています。
有名人がTVで被災地に送る物資の募集情報や ACが何故延々と流れているのかとか 詐欺や悪質な行為をやめるようにとか 停電時の準備や過ごし方とかを代わる代わる紹介してもらったりするといいと思います。 この連休週末 計画停電は行わないというが 自宅だからこそ電気を使わないように過ごそうとか呼びかけて欲しい。

西日本の人たちにだって一緒に見てもらってもいいじゃないですか。
同じようなニュース番組を各局で放映しているけど 捜索・安否確認の呼びかけ専門のTV番組があっても良いと思う。
携帯会社がそのサービスをしているが、基地局がなくなったり携帯を持っていない老人や充電できていない人たちはどうしろと・・・

通常の娯楽番組やドラマも放映しているけど、あまり見る気になれない。
今やメディアの力は大きいので TV局も もっとこの非常事態を考えた番組を流して欲しいと思う。
ミス連発の行き当たりばったりの生放送でも誰も文句言わないよ。
被災地の人たちを支援する人たちの情報を伝えるとか どこでは何が欲しいとか どうして欲しいとかを放映する番組もあると良いと思います。

今東京に居て何ができるのか現状じゃわからないのが本当のところ。
未来を憂うより今をどうしたらいいのか・・・
こんな時こそ、国民にきちんと ちゃんと 本当の真実を伝えてもらいたい。



以上おさの日記を紹介しました。
皆様のコメントをお待ちしています。
(大輔)

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